今のまま努力してももったいないとは思いませんか??「転職の思考法」

転職の思考法


発売から半年近く書店の目立つ場所に置いてあるこの書籍。

転職に悩む主人公とその同僚や相談役によるアドバイスが物語形式で描かれており、記憶に定着しやすい内容になっています。

転職を考えた方は一度読んでおいて損がない内容です。

■40代後半を見据えた会社の選択

「この国はマーケットバリューと給与のギャップを40代になるまで教えてくれない。」

ショッキングな言葉ですね、、。

給与の高い成熟した企業に入社すると、40代後半には社外で活かせるスキルの無い単なる元管理職の中年になり、会社が縮小した際に路頭に迷うリスクが高い。現在そこそこの規模の企業にて働いている方にはとてもしっくりきてしまう表現なのかもしれません。


衰退が想定される大企業よりも、今後伸びるであろう業界に身を置くべきである、ということを表現していると言えるでしょう。


マーケットバリューは、
本書とは少し表現が異なりますが、
人脈・技術スキル・業界の伸びの三つの軸で表されます。

現在の仕事の延長にマーケットバリューを伸ばすチャンスはありますか?


全くイメージが湧かないのなら転職は有効な手段です。


いまのしんどさに耐えればマーケットバリューが向上すると思えますか?
 


そう思えるのなら、踏ん張ってみることでまた新たな視界が広がるでしょう。


多くの企業は社員にスキルアップの機会を十分提供しているわけではありません。総合職で採用し配属はランダム。ジョブローテーションで2、3年ごとにさまざまな経験を積ませます。

働く人間としては飽きが来ずにモチベーションを保てるという利点もありますが、結果的に転職市場でニーズの高いとがった人材としては育ちません。

「就社」という言葉にも表されるように、大手企業はつぶれないという前提の下で、これまでは大手企業で長年働くことこそ幸せだという価値観が形成されてきました。おそらくみなさんが親御さんに相談してもその価値感で話が展開されるはずです。何か噛み合わないのはこの価値観のギャップが原因です。

結果的に転職市場で勝負できない人々を大量に放出してしまっているのです。


■伸びる市場に身を置く

今後広まるであろう業界に、いち早く身を置き、スキルを磨き、人脈を拡げていくことが重要です。
私の時代の就職活動を振り返ると、たとえば「楽天」という会社は当時ベンチャー企業という位置付けでしたが、三木谷さんが自ら大学で就活生向けの講演を行っていました。そこまで印象的かと言うと、コメントは割愛しますが、、なんとなく伸びるのだろうという意識で見ていました。
しかしここまでの大企業になると意識していた人は少なかった気がしています。

結局大手の名だたる人気企業に人が流れました。ソニー、シャープ、東芝などは当時人気企業でした。その後の浮き沈みは誰も予想しなかったでしょう。

今思えば、それなりの大手に入るよりもITで伸びる企業にいた方が間違いなく現在の社会で通用する経験や人脈に繋がっていたはずです。


おそらく10年前に楽天に就職し、現在それなりのポジションでいれば、ある程度の企業から注目される人材になっていた、というイメージは容易に想像がつくのではないでしょうか。


◾️意味のある努力を
人間やるべきことがあればそれなりに努力をします。目標に向かって努力すること自体が人間本来の欲求とも言えるのではないでしょうか。個人差はあれど、努力にそれほど大きな差は生じません。

しかし、どのポジションで努力するかによって今後のあなたのマーケットバリューを高められるかが決まってきます。

残酷ですがこれが現実なのです。

現在の職場で、あなたのマーケットバリューを高めることはできますか?



マーケットバリューを高めるために転職という行動は有効な策となります。

あなたの価値を高める正しい選択とは何か。

あなたなりに考えてみませんか?


転職についてはコチラ↓
◾️その他抜粋
多くの人は普段 、じつは何も意思決定しないで生きている 。君は自分で大学を選び 、就職先も自分で選んできたと思っているかもしれない 。しかし 、それは 、ただ単に 、これまでレ ールの上を歩いてきただけで 、自分で何も決めていない 。

衰退している事業での経験は 、無効化する。
伸びている業界に身を置くことは 、それだけで価値がある。

誰かが作った船に後から乗り込んでおきながら 、文句を言うのは筋違いなんだよ 」 「じゃあ 、僕らはどうすればいいって言うんですか ? 」 「金を稼ぐ力を身につける 。それしかないに決まっているだろ 。一生下僕として生きていくのか 。上司から言われたことにイエスだけ言い続けて 、いつか 、しがらみから解放される日を待つのか ?だがそんな日は来ないぞ 。どれだけ出世しても上には上がいる 。君が課長になっても部長がいる 。部長になっても本部長がいる 。本部長になっても役員がいる 。仮に君が社長になっても 、もっと偉い人がいる 。銀行と株主 、そしてクライアントだ 。君が 、 『自分の人生を選ぶ力 』を得るまでは 、永久に自由になどなれない 」

いつでも転職できるような人間が 、それでも転職しない会社 。それが最強だ 。

現在の給料に惹かれて成熟企業に入っても 、マーケットバリューを高められなかった人間は 、どこかで肩叩き 、あるいは減給にあわざるをえない 。

・人間には 、 「何をするか 」に重きをおく t o d o型の人間と 、 「どんな人でありたいか 、どんな状態でありたいか 」を重視する b e i n g型の人間がいる ・ 9 9 %の人間は b e i n g型である 。

だから、「心からやりたいこと 」がなくても悲観する必要はまったくない 。

・ b e i n g型の人間が仕事を楽しむために必要な二つの条件 
1 :マ ーケットバリューを高めること
2 :その上で 、仕事でつく小さな嘘を最小化すること 。

自分を好きになれなければ、いくらマーケットバリューが高まり 自分が強くなっても、その 「ゲーム」を楽しむことはできない。

仕事をしているうえで 、自分にとってまったくストレスを感じない瞬間はいつか?

個人としてのラベルを貼るたとえば君が自分を 「新規開拓の鬼 」だと定義したとしよう 。そうしたらそのラベルがより強固になるように仕事を選んでいけ 。

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